学資保険のデメリット・リスクとは?

「学資保険はいいって言うけど本当に損しないの?デメリットやリスクもあるのでは?」
と疑ってしまう方、たくさんいますよね。

もちろん学資保険はメリットばかりではありません。
学資保険反対派のFP(ファイナンシャルプランナー)もいるのは事実です。

では、具体的にはどのようなデメリットやリスクがあるのでしょうか。
順番にご説明します。

デメリット1.途中換金ができない

学資保険は一度契約をすると満期が来るまではお金を戻すことはできません。
もし途中でやめたくなって解約をしてしまうと、支払った保険料よりも少ない額しか戻ってこないことになります。
定期預金などの場合は自分の好きなタイミングで引き出すことができる分、流動性が低い貯蓄方法といえます。
その反面、手元のお金を簡単に使ってしまわないというメリットと表裏一体でもあります。
毎月無理なく払っていける額を設定すれば貯蓄性はいいでしょう。
このデメリットを解消するには月々の支払い保険料に注意することが大切です。

デメリット2.金利上昇やインフレに弱い

金利上昇とインフレ(インフレーション)は混合されやすい言葉ですが、厳密には異なる意味を持ちます。
金利上昇とは、文字通り、金融機関の金利が上昇することです。
2017年現在は超低金利の時代と言われていますが、将来的に金利が回復・上昇する可能性はあります。
しかし、学資保険は固定金利のため、仮に金利が上昇して他の金融商品の利回りがよくなったとしても恩恵は受けられないのです。
ただ、反対に金利が今以上に下がった場合や特に変わらなかった場合には固定金利である学資保険の方が有利になる可能性もあります。

一方、インフレ(インフレーション)とは物価の上昇のことを指します。
将来、今より全体的に物の値段が上がってしまった場合、現時点で想定していた金額では学費が足りないという事態があり得るということです。
たとえば、今の時点で「大学の入学に必要な資金は300万円だ」と見積もって300万円を目標とした学資保険を始めていても、18年後にはインフレが起きていて、大学入学には350万円が必要な時代になっているということがあり得るということです。

しかし、金利上昇やインフレは10年以上の先の話なので誰にも予想がつきません。
それだけを理由に学資保険を避けるよりは、学資保険の他にも定期預金をしておくなどリスク分散させる方法が賢いと言えるでしょう。

デメリット3.保障内容によってはお金は増えない

学資保険は貯蓄性の高い金融商品として定評があります。
しかし、それは設定するプラン次第です。
シンプルに貯蓄をしていくだけのプランにすれば元金よりもお金を増やすことは可能ですが、医療保障や死亡時の保障を手厚くしたり、育英年金などの仕組みを盛り込んでしまうと、結果的には支払う保険料よりも少ない満期金しかもらえないことになります。
保険の営業マンの言うがままにならないように、保障を充実させたいのであれば元金よりも少ない額しか戻ってこないことを納得の上で契約する必要があります。

デメリット4.保険会社が破綻した時に元金が補償されない

学資保険に限らず、生命保険の類の保険には「生命保険契約者保護機構」というものがあり、契約者が一定の保護を受けられるようになっています。
しかし、その保障の範囲は90%です。
仮に300万円の保険を契約していた場合、270万円分しか保障されないということです。
一方で銀行預金の場合は1000万円までであれば元金が保障されるため、定期預金の場合は100%戻ってくることになります。
保険会社が倒産するリスクはあまり高いものではありませんが、万一の事態を考えて、このリスクを認識しておく必要があります。

デメリット5.子どもが大きくなってから契約すると損をする

学資保険は学費を貯めるための保険であり、小さな頃から長期で積み立てるからこそお得な返戻率になっていたりします。
また、親に万一のことがあった場合に備える機能もあるため、高齢の方が加入すると保険会社が保険料を回収できなくなるリスクが高まります。
そのため、子どもが大きくなり、親の年齢が上がってから契約してしまうと保険料が高くなってしまい、結果的に返戻率が下がってしまったり、元本割れをしてしまいます。

保険会社やプランによって異なりますが、ほとんどの学資保険は子どもが10歳前後までに加入する必要があります。
小学校や中学校入学時にお祝い金を受け取るタイプであれば、その数年前に加入することが条件になっている場合も。

いずれにしても、お得に利用するには早めの加入が肝心です。

もっと話を聞きたい!具体的な金額をシミュレーションしたい!という方は

詳しく学資保険について話を聞くにはプロのFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのが一番です。
また、返戻率の高い学資保険を探したいなど、複数の保険会社のプランを比較して検討したい場合には総合保険代理店がおすすめ。
一つの保険会社に問い合わせてしまうとその会社の商品説明しか聞けませんが、総合保険代理店であれば各社のプランのメリット・デメリットを聞くことができます。